親のスマホを解約する前にやること10選|後悔しないための完全チェックリスト

親のスマホ・ネットの解約

親が亡くなった後、「スマホの解約、どうすればいい?」と検索してこの記事に辿り着いた方へ。

まず、一つだけ知っておいてください。

スマホを解約する前に確認しておくべきことが、たくさんあります。


毎月の料金がかかり続けるのも気になるし、
「早く解約しなきゃ」と焦る気持ちが強いかも…。

でも、ちょっと待って!
解約を急ぐあまり大切なデータや資産を失ってしまった・・・という話は、本当によく聞くんだ。

落ち着いて確認しよう!


この記事では、スマホを解約する前に必ずやっておくべきこと10選を、優先順位の高い順にまとめました。

チェックリストとして使いながら、一つひとつ確認していただければと思います。


そもそも、なぜ「解約前に確認」が必要なの?


スマホの中には、思っている以上に多くの情報が詰まっています。

🔍 スマホの中の情報 🔍

  • 銀行・証券会社などの金融アプリ
  • PayPay・楽天Payなどの電子マネー残高
  • Amazonなどのサブスクリプション
  • 数千枚に及ぶ写真・動画
  • 連絡先・メールのやりとり
  • SNSアカウント

これらは、スマホを解約・初期化してしまうと二度と取り出せなくなるものが多いです。

また、サブスクリプションはスマホを解約しても自動的に解除されないため、クレジットカードへの引き落としが続いてしまうこともあります。

焦らず、この記事の順番通りに確認を進めていきましょう!


チェックリスト全体像


まずは全体を把握しておきましょう。

チェックリスト


 ✔️ ① ロック解除・パスワードの確認
 ✔️ ② 写真・動画のバックアップ
 ✔️ ③ 連絡先・アドレス帳の保存
 ✔️ ④ 金融アプリ・電子マネーの確認
 ✔️ ⑤ サブスクリプションの洗い出し
 ✔️ ⑥ Amazonアカウントの確認
 ✔️ ⑦ SNSアカウントの確認
 ✔️ ⑧ メール・キャリアメールの確認
 ✔️ ⑨ クレジットカード明細からサブスクを探す
 ✔️ ⑩ 解約に必要な書類の準備

では、一つずつ見ていきます。


① ロック解除・パスワードの確認【最優先】

すべての作業の前提になるのが、スマホのロック解除です。

どうしよう!
親のスマホにロックがかかっていて開けないよ!

大丈夫。
その場合でもロックを解除する方法があるから、解説していくね。


📱⭕ ロックが解除できる場合

暗証番号(PIN)や指紋認証でロックが解除できれば、そのまま次の確認作業に進めます。

📱❌ ロックが解除できない場合

スマホのロックが解除できない場合は、メーカーのカスタマーサポートに相談する方法があります。

死亡診断書などの書類を提出することで、対応してもらえる場合があります。

📱 ロック解除できない場合の問い合わせ先 📱

iPhoneの場合

Appleサポートに連絡し、死亡を証明する書類を提出することで
アカウントへのアクセス手続きを進められる場合があります。

Androidの場合

メーカー(Samsung、SONYなど)によって対応が異なります。
各メーカーのサポートに直接問い合わせましょう。


ただしメーカーや状況によって対応が異なるため、事前に問い合わせて確認しましょう。


ポイント

ロック解除ができないまま解約・初期化してしまうと、中のデータへのアクセスが永久に失われます。
解約前に必ずこのステップを完了させてください。


② 写真・動画のバックアップ【感情的にも大切】


スマホの中に残された写真や動画は、故人が生きた証です。

家族の集合写真や旅行の思い出、何気ない日常の一コマ…
そういった記録たちは、解約・初期化すると消えてしまうんだよね。。。

消えてしまう前に、必ずバックアップを取っておこう!

以下にバックアップの方法を紹介します!

iPhoneの場合

iCloudまたはパソコンのiTunesでバックアップ

Androidの場合

Googleフォトでバックアップ、またはパソコンに直接転送


❗ Amazonフォトに注意 ❗

Amazonプライム会員だった場合、Amazonフォトに写真が保存されている可能性があります。

Amazonアカウントを閉鎖すると写真も消えてしまうため、先にダウンロードしておきましょう。


バックアップの時のコツってあるの??

「とりあえず全体保存」することがコツだよ!
整理は後からでもできるけど、消えてしまったものは戻ってこないからね。


ポイント

データは「とりあえず全体保存」すること!
データの整理はバックアップの後でいつでもできる。


③ 連絡先・アドレス帳の保存


親のスマホには、友人・知人・仕事関係の連絡先が保存されています。

特に大切なのは、訃報を伝えていない方への連絡です。


スマホを解約してしまう前に、
連絡先一覧を確認し、まだ連絡できていない方がいないかチェックしなきゃ。

そうだね。
そのために、連絡先のバックアップや書き出しが必要だね。
その方法を紹介するね。


スマホを解約てしまう前に、連絡先一覧の確認のためのバックアップが必要です。

連絡先のバックアップ方法を以下に紹介します。

iPhoneの場合

バックアップ方法

 Apple公式のクラウドサービスを使うのが最もスムーズです。

 ① 「設定」アプリを開き、一番上の自分の名前(Apple ID)をタップ


 ➁ 「iCloud」 > 「iCloudバックアップ」の順にタップ


 ③ 「このiPhoneをバックアップ」をオンにする

 ④ 「今すぐバックアップ」をタップすれば完了。

書き出し方法 ◆

 ① 「連絡先」アプリ の左上の「リスト」 をタップ


 ➁ 「すべての連絡先」を長押し


 ③ 「書き出す」を選択し、ファイルアプリやメールに保存する

Androidの場合

バックアップ方法

Googleの標準機能を使えば、機種変更のときもログインするだけで復元できます。

 ① 「設定」アプリを開き、「Google」をタップ
 ➁ 「バックアップ」をタップ
 ③ 「Google One によるバックアップ(Googleドライブへのバックアップ)」をオン
 ④ 「今すぐバックアップ」をタップして完了

書き出し方法 ◆

 ① 「連絡帳」アプリ 下の「修正と管理」をタップ
 ➁ 「ファイルへエクスポート」をタップし、ファイルを保存

連絡先をファイルでエクスポートしておくと、
後から見返すときに便利そうだね。


④ 金融アプリ・電子マネーの確認【資産を守る】

スマホの中には、意外なほど多くの金融資産が眠っています。

🔍 確認すべき金融アプリ 🔍

  • 銀行アプリ(三菱UFJ、ゆうちょ、楽天銀行など)
  • PayPay・楽天Pay・LINE Payなどの電子マネー
  • 証券会社のアプリ(SBI証券、楽天証券など)
  • 仮想通貨取引所のアプリ

これらは相続手続きの対象になるものもあります。

残高がある場合は、各サービスのカスタマーサポートに連絡して相続手続きを進めましょう。

PayPayについて

PayPayは2021年に利用規約が改定され、残高の相続が可能になりました。

手続きには戸籍謄本などの書類が必要です。
残高が残っている場合は早めに確認しましょう。


PayPayについて、詳しい手続き方法は以下の記事でまとめています。

ポイント

金融アプリはアイコンが小さくて見落としがちです。

スマホのアプリ一覧を端から端までスクロールしながら 確認しましょう。


⑤ サブスクリプションの洗い出し【月額課金を止める】


親が契約していたサブスクリプションは、スマホを解約しても自動的には解除されません。

放置すると、毎月クレジットカードへの引き落としが続いてしまいます。

まず何に加入しているかを把握することが先決です。

確認すべき主なサブスク

  • 動画配信(Netflix、Prime Video、Hulu、U-NEXT)
  • 音楽配信(Spotify、Apple Music、Amazon Music)
  • 電子書籍(Kindle Unlimited、楽天マガジン)
  • クラウドストレージ(iCloud、Google One)
  • ニュース・雑誌(dマガジン、NewsPicksなど)
  • その他スマホアプリの月額課金

確認方法は以下の通り

iPhoneの場合

「設定 → Apple ID → サブスクリプション」から一覧で確認できます。

Androidの場合

「Google Playストア → メニュー → 定期購入」から確認できます。

ただし、これで確認できるのはApple・Google経由のサブスクのみです。

それ以外のサービスはクレジットカードの明細から確認します(⑨で詳しく説明します)。

また、サブスクの解約については以下の記事で詳しく書いています↓


⑥ Amazonアカウントの確認

Amazonは多くの方が日常的に使っているサービスですが、解約前に確認すべき点がいくつかあります。

🔍 確認すべきポイント 🔍

  • Amazonプライムの契約(月額600円または年額5,900円)
  • 定期おトク便の設定(日用品が毎月自動注文される)
  • Kindleで購入した電子書籍
  • Amazonポイントの残高
  • Amazonフォトの写真・動画


特に「定期おトク便」は見落とされやすいです

スマホの解約後も注文が続いて荷物が届き続けたというケースもあるため、必ず確認して停止しましょう。

Amazonアカウントの具体的な解約手順は[こちらの記事]で詳しく解説しています。


⑦ SNSアカウントの確認

故人のSNSアカウントは、放置すると第三者に乗っ取られるリスクがあります。

また、亡くなった事実を知らない方がコメントを送り続けるといった状況も起こりえます。

📌 主なSNSと対応方法 📌

  • Facebook(Meta): 「追悼アカウント」への移行申請、または削除申請が可能
  • Instagram: アカウントの削除または追悼申請が可能
  • X(旧Twitter): アカウントの削除申請が可能(死亡診断書などが必要)
  • LINE: アカウントの引き継ぎはできないが、放置せずLINEに問い合わせを

各SNSの詳しい手続き方法は別記事でまとめています。


SNSに生前の写真が残っている場合、どうしたらいい?

残したい写真や投稿は、スクリーンショットで残しておこう!
SNSアカウントを消すと、投稿も消えてしまうからね。


ポイント

SNSに生前の投稿や写真が残っている場合、
スクリーンショットなどで写真や投稿などを保存しておきましょう。

アカウントを削除すると、過去の投稿も消えてしまいます。

また、SNSアカウントの扱いについては以下の記事で詳しく書いています↓


⑧ メール・キャリアメールの確認

スマホを解約すると、キャリアメール(@docomo.ne.jp、@softbank.ne.jpなど)は使えなくなります。

一度使えなくなったメールアドレスは、再取得がほぼできません。

✍️ 解約前に確認すること ✍️

 ✔️ 重要なメールのやりとりが残っていないか
 ✔️ そのメールアドレスでしか連絡が取れない方がいないか
 ✔️ 各種サービスの登録メールとして使われていないか

特に、銀行や証券会社からの通知がキャリアメールに届いている場合、解約後は通知を受け取れなくなります。

相続手続き中はメールが届かないと困る場面も出てくるため、解約のタイミングには注意が必要です。


⑨ クレジットカード明細からサブスクを探す

スマホのアプリ確認だけでは、すべてのサブスクを把握しきれない場合があります。

最も確実な方法は、故人のクレジットカード明細を過去2〜3ヶ月分さかのぼって確認することです。

毎月同じ金額が同じ会社名で引き落とされているものがあれば、サブスクである可能性が高いです。

❗ 明細で見つけたサービスの解約方法 ❗

各サービスのカスタマーサポートに連絡し、契約者が亡くなったことを伝えて解約手続きを進めます。

ほとんどのサービスは電話またはWebフォームで対応しています。


ポイント

クレジットカードの引き落としが止まらない場合は、カード会社に「利用停止」を依頼する方法もあります。

ただし相続手続きが完了する前にカードを解約してしまうと、後から手続きが複雑になる場合があるため、カード会社に相談しながら進めましょう。


⑩ 解約に必要な書類の準備

ここまでの確認が終わったら、いよいよスマホの解約手続きに入ります。

📄 解約に必要な一般的な書類 📄

  • 故人の死亡を証明する書類(戸籍謄本、除籍謄本、または死亡診断書のコピー)
  • 手続きをする方の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 故人のスマホ本体
  • SIMカード(求められる場合あり)

必要書類の入手手順は以下にまとめています↓

キャリア別の手続き場所

キャリア手続き場所
ドコモドコモショップ(代理人可)
auauショップ(原則相続人本人)
ソフトバンクソフトバンクショップ(原則相続人本人)
楽天モバイル郵送での手続き(約2週間)

注意点

auとソフトバンクは、原則として相続人本人が手続きをする必要があります。

代理人が行く場合は、委任状などの追加書類が必要になる場合があります

事前に各キャリアに電話で確認してから来店するとスムーズです。


まとめ|解約前チェックリスト

最後に、全体をまとめます。

No.やること目的
ロック解除の確認中のデータにアクセスするため
写真・動画のバックアップ思い出を失わないため
連絡先の保存訃報連絡の漏れを防ぐため
金融アプリの確認相続資産を把握するため
サブスクの洗い出し不要な引き落としを止めるため
Amazonアカウントの確認定期便・残高を確認するため
SNSアカウントの確認乗っ取り・放置リスクを防ぐため
メールの確認キャリアメール消失前に対処するため
クレカ明細の確認見落としサブスクを探すため
解約書類の準備スムーズに手続きを進めるため


最後に

親のスマホを整理するということは、故人が生きた日々の記録と向き合うということでもあります。

写真を見返したり、メッセージのやりとりを読んだりしながら、涙が出てくることもあるかもしれません。

涙が出てくるのは当然のことで、焦る必要はまったくありません!

手続きは、ご自身のペースで進めていただいて大丈夫です!

「次は何をすればいい?」と迷ったとき、またここに戻ってきてください。

一つひとつ、一緒に進めていきましょう。


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