親が亡くなった後、このような疑問はないでしょうか。
❓ 親が亡くなった後の疑問 ❓
・「PayPayの相続手続きに必要な戸籍謄本、どこでどうやって取ればいい?」
・「死亡診断書って何枚いるの?コピーでいいの?」
・「本人確認書類って何を準備すればいいの?」
このブログでは「戸籍謄本を準備してください」「死亡診断書が必要です」と何度も書いてきました。
この記事では、その書類をどうやって準備するかを説明します。
📄 親が亡くなった後に必要書類 3選 📄
① 死亡診断書
➁ 戸籍謄本
③ 本人確認書類
どこで・どうやって・いくつ準備すればいいかを、一からわかりやすく解説します。
まず全体を把握する|よく求められる書類は3種類

デジタル遺品の整理・相続手続き・サービス解約など、さまざまな場面で求められる書類は、大きく3種類に分かれます。
| 書類の種類 | 主な用途 | どこで取るか |
|---|---|---|
| 死亡診断書 | 死亡の事実を証明する | 病院・診療所 |
| 戸籍謄本(除籍謄本) | 故人との続柄・相続人を証明する | 本籍地の市区町村役場 |
| 本人確認書類 | 手続きをする人(遺族)が誰かを証明する | 手元にあるもの |
それぞれ詳しく解説していきます。
① 死亡診断書|何枚もらえばいい?コピーでもOK?
死亡診断書とは
死亡診断書は、医師が発行する「この人が亡くなった」ことを証明する書類です。
📄 死亡診断書の発行者 📄
担当医が作成します
かかりつけ医や救急医が作成します
死亡届と死亡診断書の関係
「死亡届」と「死亡診断書」は、実は1枚の書類の左右に印刷されています。
右半分が死亡診断書(医師が記入)、左半分が死亡届(遺族が記入)です。
・役場に提出する必要がある書類
・亡くなってから7日以内に提出する
⚡ 注意点 ⚡
提出すると回収されてしまうため、必ずコピーをとっておきましょう。
何枚必要か
原本は死亡届の提出時に1枚使います。
それとは別に、コピーを5〜10枚用意しておくと安心です。
🚩 死亡診断書(のコピー)が必要になる主な場面 🚩
- 生命保険の死亡保険金請求
- 健康保険・年金の手続き
- 各種サービスの解約(LINEのアカウント削除申請など)
- 銀行口座の手続き
- ペットの各種手続き
コピーでいい場合・原本が必要な場合
多くの手続きでコピーで対応できますが、一部(生命保険の請求など)は原本が必要な場合があります。
事前に各手続き先に確認してから動くと安心です。
死亡診断書を紛失した場合
死亡診断書の再発行は原則として発行した医療機関に依頼します。
ただし、病院によっては再発行に対応していない場合や、費用がかかる場合があります。

コピーを多めにとっておくことが最善の対策です。
② 戸籍謄本(除籍謄本)|最も手間がかかる書類

戸籍謄本とは
戸籍謄本とは、戸籍に記載されているすべての情報の写しです。
氏名・生年月日・親族関係などが記載されており、「この人が誰の子どもか」「相続人が誰か」を第三者が確認するために使われます。

相続手続きでは、多くの場合故人の出生から死亡までのすべての戸籍謄本が求められます。

生涯のどこかに認知した子や養子縁組がなかったかを確認するために必要なんだよね。

そう。
だから、相続の際は必ず準備するように!
戸籍謄本の種類
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書) | 現在の戸籍の写し |
| 除籍謄本 | 戸籍内の全員が死亡・転籍などで抜けた状態の戸籍 |
| 改製原戸籍謄本(はらたん) | 法改正で様式が変わる前の古い戸籍 |
相続手続きでは、この3種類すべてが必要になることがほとんどです。
どこで取るか
戸籍謄本は故人の本籍地がある市区町村の役場で取得します。
住所地ではなく「本籍地」である点に注意してください。
故人の運転免許証や住民票(本籍記載あり)で確認できます。
窓口で取る場合
🔍 必要なもの 🔍
- 請求者(遺族)の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 印鑑(認印)
- 手数料(1通あたり450円が目安)
役場の窓口(市民課・戸籍課など)で「故人の一生分の戸籍謄本を集めたい」と伝えれば、窓口の方が案内してくれます。
郵送で取る場合
本籍地が遠方の場合は郵送でも取得できます。
❗ 郵送に必要なもの ❗
- 戸籍証明書等交付申請書(市区町村のホームページからダウンロード)
- 請求者の本人確認書類のコピー
- 故人との関係がわかる書類のコピー(自分の戸籍謄本など)
- 定額小為替(郵便局で購入・手数料分)
- 返信用封筒(切手を貼ったもの)
郵送の場合は受け取りまで1〜2週間かかることがあります。
急ぐ場合は窓口申請がおすすめです。
コンビニで取れる場合も
マイナンバーカードを持っている方は、コンビニのコピー機(マルチコピー機)から自分の戸籍謄本を取得できます。
故人の戸籍謄本はコンビニでは取得できないため、窓口または郵送での取得が必要です。
何通必要か
提出先が複数あるため、多めに取っておくことをおすすめします。

目安として5〜6通は用意しておくと、
複数の手続きを同時に進められます。
📌 戸籍謄本を求められる主な提出先 📌
- 銀行・証券会社の口座解約・相続
- 法務局(不動産の相続登記)
- 保険会社
- 各種デジタルサービスのアカウント削除申請
- PayPayなどの電子マネー相続手続き
本籍地を移動していた場合は要注意
故人が結婚・転居などで本籍地を変えていた場合、複数の市区町村から戸籍謄本を取り寄せる必要があります。
取得の手順は次のとおりです。
✒️ 手順 ✒️
- まず、現在の本籍地の役場で死亡時の戸籍謄本を取得する
- その戸籍謄本に「前の戸籍地」が記載されているので、次の本籍地の役場に請求する
- 出生の記載がある戸籍に辿り着くまで繰り返す
役場の窓口で以下の通り伝えると、案内してもらえます。
「一生分の戸籍を集めたい。本籍地を移動していた場合、次にどこに請求すればいいか教えてほしい」
死亡届提出後すぐには取れない
死亡届を提出してから、戸籍謄本に「死亡」の情報が反映されるまで約10日かかります。

この期間は除籍謄本が取得できないので、焦らず待ちましょう。
「法定相続情報一覧図」を活用すると楽になる
戸籍謄本を何通も用意するのが大変な場合は、法定相続情報一覧図という制度が便利です。
法定相続情報一覧図とは・・・
故人と相続人の関係を1枚の紙にまとめたもので、法務局が認証したものは戸籍謄本の代わりとして使えます。
一度作成すれば、何通でも無料で再交付してもらえます(申出から5年間)。

法務局の窓口で
「法定相続情報証明制度を利用したい」と伝えれば案内してもらえます。
③ 本人確認書類|手続きをする人(遺族)が誰かを証明する

本人確認書類とは
「本人確認書類」とは、手続きをしている人(遺族・相続人)が誰であるかを証明するものです。
故人の書類ではなく、手続きをするあなた自身の書類です。
よく使われる本人確認書類
📄 本人確認書類 📄
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- パスポート
- 在留カード
- 健康保険証
- 住民票
多くの場面で運転免許証またはマイナンバーカードが最もスムーズに使えます。
コピーで提出する場合の注意点
郵送で手続きをする場合は、本人確認書類のコピーを提出します。
- 両面コピーが必要なもの:運転免許証(表と裏)
- 表面のみでOKのもの:マイナンバーカード(裏面の個人番号は見せなくていい)
- コピーは鮮明に、全体が見えるように
3種類の書類を揃えるタイムライン

亡くなってからの書類取得の流れを時系列で整理します。
🍀 書類取得の流れ 🍀
🔖 亡くなった日〜7日以内
- 医師から死亡診断書をもらう
- コピーを5〜10枚とる
- 死亡届を市区町村役場に提出する
🔖 亡くなってから約10日後〜
- 戸籍謄本(除籍謄本)の取得が可能になる
- 本籍地の役場に窓口または郵送で申請
🚩 戸籍謄本が揃ったら(取得から1〜2週間後) 🚩
- 法定相続情報一覧図の作成を法務局に申請(任意)
- 各種手続きを並行して開始
書類ごとの費用まとめ
| 書類 | 1通あたりの費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 死亡診断書 | 病院により異なる(数千円〜) | 再発行は費用・対応が病院次第 |
| 戸籍謄本(全部事項証明) | 450円 | |
| 除籍謄本 | 750円 | |
| 改製原戸籍謄本 | 750円 | |
| 定額小為替(郵送時) | 1枚200円 | 郵便局で購入 |
| 法定相続情報一覧図 | 無料 | 法務局で作成・再交付も無料 |
よくある質問

よくある質問をまとめます。
- Q戸籍謄本と除籍謄本の違いは?
- A
戸籍謄本は現在も在籍者がいる戸籍の写しで、除籍謄本は全員が死亡・転籍などで抜けた戸籍の写しです。故人が一人暮らしで配偶者や同居の家族がいない場合、その戸籍は「除籍」となり、除籍謄本が発行されます。
- Q本籍地がどこかわからない
- A
故人の運転免許証の裏面、または「本籍記載あり」で取得した住民票に記載されています。故人がどこかに本籍地をメモしていないか確認してみましょう。
- Q戸籍謄本に有効期限はある?
- A
戸籍謄本自体に有効期限はありません。ただし、提出先(金融機関など)が独自に「取得から3ヶ月以内のもの」などと定めている場合があります。提出前に各手続き先に確認しましょう。
- Q相続人(子ども)が複数人いる場合、誰が取りに行く?
- A
戸籍謄本は故人の直系血族(配偶者・子・親・兄弟姉妹)であれば誰でも請求できます。全員で行く必要はなく、一人が代表して取得してまとめておくことができます。
- Q遠方に住んでいて役場に行けない
- A
郵送で取得できます。また、弁護士・司法書士・行政書士などの専門家に代行を依頼することもできます。手続きが複雑な場合や時間がない場合は、専門家への相談も選択肢の一つです。
まとめ|書類準備のポイント3つ
📌 ポイント 3つ 📌
① 死亡診断書はコピーを多めにとっておく
提出すると手元に残らないため、提出前に5〜10枚コピーしておきましょう。
② 戸籍謄本は「本籍地」の役場に請求する
住所地ではなく本籍地が窓口です。
本籍地を移動している場合は複数の役場から取り寄せる必要があります。
③ 法定相続情報一覧図を活用すると便利
一度作成すれば無料で何通でも再交付してもらえるため、複数の手続きを並行して進めやすくなります。
書類の準備は正直、手間がかかります。

悲しみの中での作業は本当に大変ですが、
一つひとつ確認しながら進めていきましょう。
このブログでは、デジタル遺品の整理から書類の手続きまで、大切な人を亡くした後に必要な情報をまとめています。
何か困ったときは、また読みに来てください。
※この記事の情報は執筆時点のものです。手数料や手続き方法は変更される場合があります。



コメント