【完全ガイド】親が亡くなった後「当日〜3日以内」にやること|タスクと「やってはいけないこと」を時系列で整理【2026年版】

 

親が亡くなった後、悲しむ間もなく、
「搬送先はどうしますか」
「葬儀はどこで」

と、気づけば何かを決め続けている

亡くなってからの3日間は決めることが多く、スピードを求められてしまう。

休む間もなく決断を迫られる状況は、精神的にも体力的にも本当に過酷なものなんだ。

このページでは「当日〜3日以内」に家族がやるべきタスクを時系列で整理し、
知らないとやってしまう「NG行動」をセットで解説します。

葬儀社がリードしてくれる部分以外の「家族にしかできない判断」に絞っています。


全体の時系列マップ|この3日間に起きること

時系列マップの全体像
  • 臨終・当日
    臨終

    医師から死亡診断書を受け取る
    →死亡診断書のコピーを10枚とる(最優先)
    →葬儀社に連絡・遺体を搬送・安置

  • 当日~翌日
    葬儀の準備

    葬儀社との打ち合わせ(形式・規模・予算・日程を決める)
    関係者への連絡(段階的に)

  • 死後1~2日目
    通夜の準備

    死亡届の提出・火葬許可証の取得
    (葬儀社が代行してくれることが多い)
    通夜の準備

  • 3日目前後
    納骨の準備

    通夜 → 告別式 → 火葬 → 収骨


STEP1:死亡診断書の受け取りとコピー【当日・最優先】

やること

医師から「死亡診断書(または死体検案書)」を受け取ります。

この書類は、A3用紙の右半分が死亡診断書、左半分が死亡届になっています。

やること

受け取ったら、役所に提出する前に必ずコピーを10枚とってください。

なぜコピーが必要なのか

10枚もコピーして何に使うの?

死亡診断書の原本は役所に提出すると手元に戻らないんだ。

しかし今後の手続きで、「死亡の事実を証明する書類」として何度も使うんだ。

死亡診断書のコピーが必要になる主な場面

手続き使用場面
生命保険金の請求各保険会社への提出
年金の停止手続き年金事務所への提出
銀行口座の相続手続き一部の金融機関で求められる
携帯電話の解約キャリアによって必要
故人の運転免許返納警察署への提出
コピーし忘れた場合

コピーし忘れた場合、役所で「死亡届記載事項証明書」を取得することはできますが、別途費用と手間がかかります。

ITエンジニアとしてのアドバイス

コピー機が近くにない場合や、外出先で書類が必要になった時のために、
スマホのカメラで「スキャン保存」しておきましょう。

PDF化してクラウド(Googleドライブ等)に入れておけば、親族への共有も一瞬で済みます。

✅ アクション

✔️死亡診断書の受け取りとコピー✔️

  • 死亡診断書を受け取る
  • 役所提出前にコピーを10枚とる(コンビニのコピー機でOK)
  • コピーは重要書類フォルダにまとめて保管する

STEP2:遺体の搬送と安置【当日】

やること

病院で亡くなった場合、遺体を長時間安置できません。

故人を自宅または葬儀社の安置所へ搬送します。

注意点|「搬送だけ」の依頼は問題ない

病院には提携している葬儀社がいることが多く、臨終直後に声をかけてくることがあります。

知っていてほしいことが、「搬送だけ」を依頼することは問題ないということです。

その場で葬儀の契約まで済ませてしまうと、後から高額な請求で後悔するケースがあるんだ。

⚠️注意⚠️

すべての病院が高額な請求を行うわけではないです。

ただ、契約の急かしや見積内容が不透明であることが事実としてあります。

病院から紹介される葬儀社の費用には「病院への紹介手数料(業務委託料)」が上乗せされやすい構造は国民生活センターでも注意喚起されている事実です。

「搬送はお願いします。葬儀については少し検討させてください」

と伝えることで、葬儀は契約せずに搬送だけを依頼できます。

搬送費用の目安は3〜10万円程度です。

葬儀は複数社で見積もり比較した方が圧倒的に安く、遺族の納得いくお見送りができます。

パニック状態で冷静に判断できず、葬儀後に高額請求されるトラブルは本当に多い。

必ず複数社での見積もり比較を行い、後悔のない葬儀で故人を見送ろう!

✅ アクション

✔️遺体の搬送と安置✔️

  • 搬送先(自宅または安置所)を決め、死亡後は搬送のみを依頼する
  • 葬儀社に連絡する(決まっていなければ複数社に連絡して比較)
  • 搬送費用・安置費用を確認する

STEP3:葬儀社の選びと打ち合わせ【当日〜翌日】

やること

葬儀の形式・規模・予算を決め、葬儀社と契約します。

葬儀の打ち合わせでは多くの即断を求められます。

打ち合わせで決める主な項目

決定事項ポイント
葬儀の形式家族葬・一般葬・一日葬・直葬から選ぶ
規模・参列者数「家族のみ」か「親族まで」かが費用に直結
日程火葬場の空き状況が基準になる
遺影写真スマホのカメラロールから選ぶことが多い
香典の扱い受け取るか辞退するかで連絡文が変わる
祭壇・棺のグレード予算から逆算して選ぶ

注意点|見積もりは書面でもらう

口頭の説明だけで「大体〇〇万円くらい」と進めると、後から追加費用でトラブルになることがあります。

必ず書面の見積もりをもらい、「プランに含まれるもの・含まれないもの」を確認してください。

「一般葬と家族葬で迷っている」
「親戚をどこまで呼ぶべきか」

という方はこちらも参考にしてください。

👉 [家族葬と一般葬どっちがいい?メリット・デメリット比較]

✅ アクション

✔️葬儀社を選ぶ✔️

  • 複数社から見積もりを取る(時間があれば)
  • 書面で見積もりをもらう
  • 料金に「含まれるもの・含まれないもの」を確認する

STEP4:死亡届の提出と火葬許可証の取得【1〜2日目】

やること

市区町村の役所に死亡届を提出し、「火葬許可証」を受け取ります。

法律上の提出期限:死亡の事実を知った日から7日以内

ただし火葬許可証がないと葬儀(火葬)ができないため、実質的には告別式の前日までに提出する必要があります。

提出先は以下の3か所のいずれかです。

死亡届の提出先

  1. 故人が亡くなった場所の役所
  2. 故人の本籍地の役所
  3. 届出人(喪主・家族)の住所地の役所

葬儀社に代行を依頼できる

多くの葬儀社が死亡届の提出と火葬許可証の取得を無料で代行してくれるんだ。

自分で動く前に、まず担当者に「代行してもらえますか」と確認してみましょう。

代行してもらう場合も、届出人(喪主)の情報記入と署名は家族が行います。

役所の窓口は24時間対応していることが多いため、夜間や土日でも提出可能になっています。(一部の自治体を除く)

✅ アクション

✔️死亡届の提出✔️

  • 葬儀社に死亡届提出の代行確認をする
  • 死亡届の届出人欄に署名する
  • 火葬許可証を受け取り、火葬当日まで大切に保管する

STEP5:関係者への連絡【1〜2日目】

やること

親族、故人の友人・知人、職場関係者に死亡の連絡をします。

家族葬の場合は「連絡の段階」を決める

家族葬を選んだ場合、「誰に・いつ・何を伝えるか」が特に重要です。

段階①:葬儀前に必ず連絡する人

  • 参列してほしい家族・親族
  • 菩提寺(お世話になっているお寺がある場合は最優先)
  • 故人が特に親しくしていた方

段階②:葬儀後に報告する人

  • 職場関係者・近隣
  • 参列をお断りする友人・知人

葬儀後の報告文には必ず以下のように伝えてください。

「家族の意向で近親者のみで行いました」

これがないと「なぜ知らせてくれなかったのか」というトラブルになりやすいです。

連絡先リストの作り方

故人のスマホの連絡先・LINEのトーク履歴・年賀状・名刺帳が参考になります。

そのためにも、故人のスマホはこの段階では絶対に解約しないでください。

詳細はこちらの記事を参考にしてください。

👉[親の死後、スマホ解約は一番最後!デジタル遺品整理手順]

✅ アクション

✔️関係者への連絡✔️

  • 「葬儀前に連絡する人リスト」を作る
  • 菩提寺がある場合は最初に連絡する
  • 家族葬の場合は「葬儀後報告の人リスト」も用意する

📛 絶対にやってはいけないこと|当日〜3日以内のNG行動

葬儀の合間に「うっかりやってしまいがち」なNG行動をまとめます。

後の手続きに大きな影響を与えることがありますので、必ず確認しましょう!

NG① スマホをすぐ解約する

「料金がもったいないから」

とスマホをすぐ解約すると、後でネット銀行・PayPayなど二段階認証が必要なサービスにログインできなくなります。

スマホの解約は、すべての手続きが完全に終わるまで行わないでください。

👉スマホ解約前に確認すべきことはこちら→[親のスマホを解約する前にやるデジタル遺品整理]

NG② 銀行に「亡くなりました」とすぐ連絡する

銀行が死亡を知った瞬間に口座は凍結されます。

公共料金の引き落とし口座の変更が済んでいない場合、生活費の支払いが詰まる可能性があります。

銀行への連絡は、公共料金・家賃などの引き落とし口座の変更を先に済ませてから行いましょう。

👉故人の銀行口座解約ついてはこちら→[銀行口座の名義変更|死亡後の手続き手順]

NG③ 故人の口座から無断でお金を引き出す

「葬儀費用に使うから」と故人の口座から勝手に引き出すと、他の相続人から「横領」と疑われるトラブルになる可能性があります。

また、引き出して使ってしまうと「単純承認」とみなされ、後から借金が発覚しても「相続放棄」ができなくなります。

急ぎの資金が必要な場合は「相続預金の払い戻し制度」(口座ごとに上限150万円まで)を活用してください。

👉故人の銀行口座の凍結と解除の手順はこちら→[親が亡くなったら銀行口座はどうなる?凍結の仕組みと解除の手順をやさしく解説]

NG④ 遺品・デジタルデータの整理を急ぎすぎる

悲しみの中で「早く片付けたい」という気持ちになることはありますが、遺品整理は急がないでください。

特にスマホ・PCの中には、ネット口座や財産につながるデータが含まれています。

削除してしまうと取り返しがつきません。

NG⑤ サブスクの解約を忘れる

Netflix・Amazon・Spotifyなどのサブスクは、解約しない限り毎月引き落とされ続けます。

葬儀が終わったら、なるべく早くクレジットカードの明細でサブスクを確認して止めてください。

👉デジタル遺品の整理については→[デジタル遺品整理で起きる7つのトラブルと対策]


まとめ|当日〜3日以内のタスク チェックリスト

【当日・最優先】
✅ 死亡診断書を受け取る
✅ 役所提出前にコピーを10枚とる
✅ 葬儀社に連絡・遺体を搬送・安置

【当日〜翌日】
✅ 葬儀社との打ち合わせ(書面の見積もりを必ずもらう)
✅ 菩提寺への連絡(ある場合)
✅ 参列してほしい人への連絡

【1〜2日目】
✅ 死亡届を提出・火葬許可証を受け取る
 (葬儀社への代行依頼を先に確認)
✅ 公共料金の引き落とし口座変更
✅ 葬儀後報告リストの準備

【この3日間のNG行動】
❌ スマホをすぐ解約する
❌ 銀行にすぐ連絡して口座を凍結させる
❌ 故人の口座から無断でお金を引き出す
❌ 遺品・デジタルデータを急いで整理する
❌ サブスクを放置する

この3日間は、判断の連続です。

「完璧にやらなければ」と思わなくていいです。

葬儀社のスタッフは慣れています。わからないことは何でも聞いてください。

そして、判断に迷う前に「まず葬儀社に確認する」を習慣にしてください。

それだけで、大半のことはスムーズに進みます。


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※この記事の情報は複数の公的情報・専門家サイトをもとに、2026年4月時点で確認できた内容をまとめています。手続きの内容・窓口は自治体・葬儀社によって異なる場合があります。具体的な進行は担当の葬儀社または管轄の役所にご確認ください。