親や大切な人が遺したスマホ。
そこには写真やメッセージだけでなく、実は「目に見えない財布」が隠れています。

貯まっていたポイントはどうなるの?
PayPayの残高は?
Amazon定期便の解約は?
そんな不安を解消するために、本記事は「デジタル上の資産と権利」の整理術をまとめました。
スマホの「ポイ活・マイル」は相続できる?

多くの方が利用しているポイントサービス。
実は、ポイントの多くは「一代限り」というのが原則です。
• 楽天ポイント・dポイントなど
原則として、本人の死亡とともに権利は消滅します。
規約上、家族への譲渡や、相続は認められていないケースがほとんどです。
• 航空会社のマイル(ANA・JAL)
マイルは相続が可能です。
法定相続人が所定の手続き(戸籍謄本の提出など)を行うことで、遺族が引き継ぐことができます。
有効期限があるため、早めの確認がおすすめです。

規約上は消滅するポイントでも、元気なうちに「共有(ポイントギフトなど)」しておくことで、資金として活かすことができます。
スマホ決済(PayPay・モバイルSuica等)の残高
現金と同じように使えるスマホ決済。
これらは「遺産」として扱うことができます。
• PayPayなどのQR決済
残高は相続の対象になります。
カスタマーセンターへ連絡し、死亡診断書や戸籍謄本を提出することで、遺族の銀行口座へ払い戻し、あるいは残高の承継が可能です。
• モバイルSuica・PASMO
端末(スマホ)の返却や退会手続きを通じて、手数料を差し引いた残高の払い戻しが受けられます。

数万円単位で残っていることも多いから、必ず確認しておきたい項目だね!
PayPayの相続や必要書類については以下の記事を見てね!
Amazon「定期おトク便」という見えない罠
最も注意が必要なのが、自動で商品が届き続ける「サブスクリプション型」のサービスです。
• Amazon 定期おトク便
おむつ、ペットフード、サプリメント……。
親が定期購入していたものは、アカウントを止めない限り届き続け、登録されたカードから決済されます。
• Amazonプライム年会費
月額(もしくは年に一度)、自動で引き落とされます。

Amazonの「注文履歴」から定期おトク便の管理画面を確認しよう!

Amazonプライムを解約したい方はこちらの記事をチェック!
デジタル遺産を「負」にしないためのチェックリスト

以下の3点を、まずは優先的に確認してみてください。
クレジットカードの明細を3ヶ月分見る
なぜ3ヶ月かというと、隔月払いや四半期ごとの決済を見逃さないためです。
- 「数百円〜2,000円」の端数を探す
- 英文字の不明な請求名に注目
- APPLE COM BILL(iPhoneのアプリやiCloud)
- GOOGLE SERVICES(GoogleのストレージやYouTube)
- AMAZON DOWNLOADS(KindleやMusicのサブスク)
これらは「何のサービスか」を特定する最大のヒントになります。
- Amazonの「注文履歴」との照合
- 明細に「Amazon」とあっても、実はペットフードの定期おトク便だったりします。
金額が一致する注文をAmazonアプリで確認しましょう。
- 明細に「Amazon」とあっても、実はペットフードの定期おトク便だったりします。
スマホの画面にある「決済アプリ」を確認する
残高(チャージ金)の確認
- PayPay、楽天ペイ、d払いなどのホーム画面にある「残高」を見ます。
数千円〜数万円が残っている場合、返金や相続の手続き対象になります。
「オートチャージ設定」の解除
- 残高が減ると自動で銀行からお金を吸い上げる設定になっている場合があります。
これを止めないと、知らないうちに口座残高が減り続けるリスクがあります。
「ポイント」も忘れずに
- 数万ポイント貯まっていることも多いです。
家族でどう使うか(または失効させるか)検討しましょう。
メールボックスで「領収書」「注文確認」を検索する
何万通ものメールを1通ずつ見る必要はありません。
検索窓に以下の言葉を打ち込むだけで、どのようなサブスクを利用しているか分かります。
検索すべきキーワード
領収書 または 注文確認(Amazonや楽天、サービス料の通知)
登録完了 または 入会(契約中のサービスの特定)
継続 または 更新(サブスクリプションの更新案内)
subscription(外資系アプリの通知)

迷惑メールに振り分けされることもあるから確認してね!
形のない遺品に、家族の想いをのせて
ポイントや電子マネーは、親が生きてきた証、暮らしの足あとでもあります。
「たかがポイント」と思わず、それを適切に整理することは、
遺された家族が前を向くための大切な一歩です。
手続きは少し手間に感じるかもしれませんが、一つずつ紐解いていくことで、心も少しずつ軽くなっていくはずです。
「家族のあしあと」では、そんなあなたの小さな一歩を応援しています。





コメント