「親にエンディングノートを書いてほしい。でも、どう切り出せばいい?」
そう悩んでいる方も、きっと多いのではないでしょうか。

エンディングノートを書いてほしいけど、
なかなか言い出せないまま時間が過ぎている・・・。

「縁起でもない」と怒られたり、
「まだ元気なのに」と傷つけてしまいそうだよね。

うん。
話の切り出し方やタイミングが分からないよ~。

そんな悩みを抱えている方に向けて、
角が立たない切り出し方と、話しやすいタイミングを
具体的に紹介するね!
この記事では、エンディングノートについての話の切り出し方と、話しやすいタイミングを具体的にまとめました。
言葉の例文もそのまま使えるように書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめのエンディングノートは以下の記事から確認してみてね!

なぜ親はエンディングノートを書きたがらないのか

頼む前に、まず親の気持ちを理解しておきましょう。
「エンディングノート=死の準備」というイメージが強く、書くことに抵抗を感じる親御さんは少なくありません。
💟 エンディングノートに対する親の気持ち 💟
・死の準備
・縁起が悪い
・まだそんな歳じゃない
・面倒くさい
・よく分からない

こうした反応は、ネガティブな気持ちというより、不安やわからなさから来ていることがほとんどなんだ。

たしかに・・・
いきなり「エンディングノートを書いて!」と言われても戸惑うし、
なんか怖いよね。

だからこそ、「書いて」と頼む前に、
エンディングノートを書くことへの抵抗感を和らげることが大切なんだ。
抵抗感を和らげるために効果的なのが、
「タイミングを選ぶこと」と「言葉を工夫すること」の2つです。
切り出しやすいタイミング6選


抵抗感を和らげるタイミングを6つ、紹介するよ。
🕒 切り出すタイミング6選 🕒
① 法事や葬儀のあと
➁ 親の誕生日・還暦・喜寿などの節目
③ 親の体調の変化・入院があったとき
④ 親から相続やお金の話が出たとき
⑤ お正月・お盆など家族が集まるとき
⑥ 自分がエンディングノートを書き始めたとき
また、それぞれのタイミングについての具体的な切り出し方も紹介します。
タイミング① 法事や葬儀のあと
身近な方の葬儀や法事に参列した後は、自然と「もしもの話」をしやすい空気ができます。
「今日のお葬式、○○さんのご家族が大変そうだったね。うちも、もしものときのこと少し話しておきたいな」
死を直接意識したタイミングなので、親も「そうだね」と受け入れやすいです。
押し付けがましくなく、自然な流れで話題に乗せられるのが最大のメリットです。
タイミング② 親の誕生日・還暦・喜寿などの節目
人生の節目は、これまでを振り返り、これからを考えるのに自然なタイミングです。
「70歳のお祝いに、これからのことを一緒に考えてみない?エンディングノートって知ってる?プレゼントしたいんだけど」
誕生日プレゼントとしてエンディングノートを渡すと、「縁起が悪い」という印象が薄れます。
「記念に」という前向きなニュアンスで受け取ってもらいやすくなります。
タイミング③ 親の体調の変化・入院があったとき
入院や健康上の不安が出てきたとき、親自身も「そろそろ考えなければ」と感じていることが多いです。
「退院してから元気になってよかった。でも少し心配で……もしものときのために、一緒に考えておきたいことがあって」
ただしこのタイミングは、体調が回復してから話すのが基本です。
入院中や療養中は、心身ともに不安定なため、タイミングを慎重に選びましょう。
タイミング④ 親から相続やお金の話が出たとき
親の方から「遺産のことはどうしようか」「保険の整理をしないといけないな」という話が出たとき、これは絶好のチャンスです。
「そういえば、エンディングノートっていうのがあってさ。銀行口座のこととか、スマホのパスワードとか全部まとめておけるみたいよ。書いてもらえたら、私もすごく助かるんだけど」
親が自ら話題を振ってくれているので、「子どもから押し付けられた」という感覚が生まれにくいです。
タイミング⑤ お正月・お盆など家族が集まるとき
家族全員が揃う機会は、重要な話をするのに適した場です。
一人で頼むより、兄弟姉妹がいる場で話題にした方が、親も「家族みんなが心配してくれているんだ」と感じやすくなります。
「せっかくみんな揃ったし、今年こそちゃんと話しておきたくて。エンディングノート、一緒に考えてみない?」
お正月やお盆は時間もあり、穏やかな雰囲気の中で話しやすいです。
タイミング⑥ 自分がエンディングノートを書き始めたとき
これが、実は最も効果的な切り出し方の一つです。
「私、エンディングノート書き始めたんだ。万が一のことを考えると、家族に伝えておきたいことってたくさんあるなって。お父さんもお母さんも、もし良ければ書いてみない?」
自分が先に始めることで、「高齢者に書かせようとしている」という一方的な印象がなくなります。
一緒に書く流れにもなりやすく、親も「うちの子も考えているんだ」と前向きに受け取れます。

タイミングがあれば、話を切り出せる気がしてきた!
角が立たない「言葉の選び方」3つのコツ

タイミングと同じくらい大切なのが、どんな言葉で伝えるかです。
📌 伝える時の3つのコツ 📌
① 「死の準備」ではなく「家族への贈りもの」として伝える
➁ 「全部書いて」ではなく「一項目だけ」から始める
③ 「頼む」より「一緒にやる」スタンスで
それぞれのコツについて、具体的な言葉の例も挙げたので見ていきましょう。
コツ① 「死の準備」ではなく「家族への贈りもの」として伝える
エンディングノートを「死ぬための準備」として伝えると、親は抵抗を感じます。
「残される家族のためのもの」として伝えると、受け取り方が大きく変わります。
❌ NGな伝え方 ❌
「もし死んだとき困るから、エンディングノート書いといて」
⭕ おすすめの伝え方 ⭕
「もし私たちが困ったとき、お父さんの気持ちや考えがわかったら、どれだけ助かるかなって。家族への贈りものだと思って、書いてもらえたら嬉しいな」
「書いてもらえたら嬉しい」や「助かる」など、
残される家族の前向きな気持ちとともに伝えると受け入れやすくなります。
コツ② 「全部書いて」ではなく「一項目だけ」から始める
エンディングノートを最初から全部書こうとすると、どちらも負担になります。
最初の一歩はできるだけ小さくするのが続けるコツです。
「まずは銀行口座の名前だけでも書いてみない?全部じゃなくていいから」
✏️ 特に親世代が書きやすい最初の項目 ✏️
- 緊急連絡先(かかりつけ医・親しい友人の連絡先)
- 銀行口座のある金融機関名(番号は不要)
- 服用中の薬の名前
- スマホのパスワード(これだけでも家族は非常に助かります)
コツ③ 「頼む」より「一緒にやる」スタンスで
「書いてほしい」と一方的に頼むより、「一緒にやろう」というスタンスの方が親は動きやすくなります。
「一緒に書こうよ。私も自分のこと、改めて整理したいなと思って」
自分もエンディングノートを手に持って並んで書くと一番自然で、親も「やらされている」感なく取り組めます。
親が「書きたくない」と言ったときの対処法


もしエンディングノートの記入を拒否されたらどうしよう

どんなに丁寧に伝えても、
「そんなもの書かない」と拒否される場合もあるんだ。
そのときは無理に押し進めず、まず気持ちを受け止めよう。
親の気持ちを受け止め、以下のような声をかけてみましょう。
「そっか、気が進まないよね。無理にとは言わないけど、いつか気が向いたときにでも考えてみて」
一度引いてから、数ヶ月後に別のタイミングで再チャレンジするのが正解です。
それでも書いてもらえない場合は、エンディングノートにこだわらず、会話の中で少しずつ情報を確認していく方法もあります。
✍️ 確認する情報の例 ✍️
・「かかりつけの病院ってどこだっけ?」
・「銀行ってどこを使っているの?」
・「暗証番号とか、どこかにメモして保管している?」
・「スマホのパスワード、万が一のために教えておいてくれると助かるんだけど。」
こうした日常会話の中で少しずつ聞いていくだけでも、いざというときの助けになります。
デジタル情報こそ、エンディングノートに書いてほしい

エンディングノートというと、銀行口座や葬儀の希望を思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも今の時代、忘れずに書いてほしい最重要項目はデジタル情報です。
親が亡くなった後、最も家族が困るのがここだからです。
❗ 特に書いておいてほしいデジタル情報 ❗
- スマホのロック解除番号(PIN・パスワード)
- よく使うメールアドレスとパスワード
- 使っているサブスクリプションの一覧(Netflix・Amazon・音楽配信など)
- PayPay・楽天Payなどの電子マネーの残高・アカウント情報
- SNSアカウント(FacebookやInstagramなど)の扱い希望
- ネットバンクのログイン情報

スマホのパスワードがわからないだけで、とても困りそうだよね。。
サブスクの解約ができずに毎月課金され続けることがどれだけあるか・・・
このブログを読んでいる方なら、身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。
デジタル情報を「書いてほしい」と伝える場合は、こんな言い方が効果的です。
「お父さんが急に倒れたとき、スマホが開けなかったら私たちが何もできなくて困るんだよね。パスワードだけでも、どこかに書いておいてくれると本当に助かる」
「家族が困る」という具体的なイメージを伝えることで、親も必要性を実感しやすくなります。
エンディングノートをプレゼントするときのポイント

親にエンディングノートを書いてもらうなら、まず自分でノートを用意してプレゼントするのがおすすめです。
「自分で探して」では、ハードルが上がって動きにくくなります。
📓 選ぶときのポイント 📓
- 書く項目が多すぎないシンプルなもの
- 「エンディングノート」という文字が表紙に大きく書かれていないもの(渡しやすくなります)
- 字が大きく見やすいもの
最近はアプリ版のデジタルエンディングノートも増えています。
スマホ操作に慣れている親御さんであれば、デジタル版の方が更新しやすく、家族との共有も簡単です。
- いつでもどこでも更新できる
- 家族と共有設定ができるものもある
- 紛失や劣化のリスクがない

プレゼントするなら「紙」で形として残る方がおすすめだよ!
中でも “コクヨのエンディングノート” は「デジタル遺産(スマホやサブスク)のページが充実」して書きやすく、親御さん世代から親しまれているノートになります。
書いてもらったあとにやること

親がエンディングノートを書いてくれたら、次の2つを必ず確認しましょう。
① 保管場所を教えてもらう
どんなに丁寧に書いてくれても、見つけられなければ意味がありません。
「どこに置いてあるか」を聞いておきましょう。
「書いてくれてありがとう。どこに置いてあるか、教えておいてくれると助かるな」
② 定期的に見直してもらう
銀行口座やサブスクの情報は変わることがあります。
年に一度、たとえばお正月や誕生日のタイミングで「去年から変わったことない?」と確認する習慣をつけると、情報が古くならずに済みます。
まとめ
親にエンディングノートを書いてもらうための流れをまとめます。
✒️ エンディングノートを書いてもらうための流れ ✒️
ステップ1:タイミングを選ぶ
法事の後、誕生日、体調の変化、家族が集まるとき等
自然に話題にできる機会を待つ
ステップ2:言葉を工夫する
「死の準備」ではなく「家族への贈りもの」として伝える
「全部書いて」ではなく「一項目だけ」から始める
ステップ3:一緒に書く
自分もエンディングノートを用意して、並んで書く。
「やらせる」より「一緒にやる」
ステップ4:デジタル情報を忘れずに
スマホのパスワード・サブスク一覧・電子マネー情報。
これだけでも書いてもらえると家族は大きく助かる
ステップ5:保管場所を確認・定期的に更新
書いた後も年1回の見直しを習慣にする
親に「書いて」と伝えることは、決して縁起が悪いことではありません。
むしろ、「あなたのことを大切に思っているから、もしものときに備えたい」という愛情の表れです。
大切な親と、少しだけ「もしもの話」をしてみてください。
きっと、話してよかったと感じる日が来るはずです。
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