【終活】独り身、一人暮らしが困る「死亡後のスマホ問題」|今すぐやること7選

デジタル遺産の整理術

自分が死んだあと、
スマホの中は誰が片付けるんだろう・・・

終活を考えたとき、
その疑問が出てくる人は少なくないんだ。


家族がいれば、配偶者や子どもが気づいて対応してくれるかもしれません。

でも独り身の場合は違います。

発見が遅れれば遅れるほど、
サブスクの料金は引き落とされ続けちゃうよね!

もったいない!

もったいないよね。

また、ネット銀行の残高は「ある」のに誰も気づかない
という事態になっちゃうんだ・・・。

これまたもったいない話だよね。



「迷惑はかけたくない」「でも何から始めたらいいか分からない」・・・

この記事はそんな方のために書きました。

ひとつずつ、整理していきましょう。


独り身の終活で起きる「デジタル遺品問題」

なぜ独り身は「デジタル遺品問題」が深刻なのか・・・

💡 用語解説

・デジタル遺品
亡くなった人のデジタル上に残されたものの総称
具体的にはスマホ・パソコン・各種アカウントなどがあります。


家族がいる場合でも対応に苦労するデジタル遺品ですが、独り身の場合はさらに深刻な問題があります。

独り身のデジタル遺品問題 3つ

誰が最初に気づくか分からない

一人暮らしで亡くなった場合、発見が遅れることがあります。
発見者が友人だったり、大家さんだったり、行政の担当者だったりすることも。
その人たちがスマホの中身を知っている可能性はほぼゼロです。

手続きを頼める人がいない(または頼みにくい)

配偶者や子どもがいれば、法的に「相続人」として手続きができます。
独り身の場合、兄弟姉妹や甥・姪が法定相続人になりますが、
疎遠だったり、手続き方法を知らなかったりすることも多いです

サブスクが止まらない

スマホのパスワードが誰にも分からなければ、契約中のNetflix・Amazon Prime・音楽サービスなどは解約できません。
クレジットカードが生きている限り、引き落としは続きます

国民生活センターに寄せられた相談でも、「故人のサブスクを止めたいのにIDとパスワードが分からない」というケースが多数報告されています。


「デジタル遺品問題」に備えて、独り身が今すぐやるべき終活7選

まず全体を紹介するね

📌 やるべきこと 7つ 📌

 1,スマホのロック解除方法を「封筒」に書いておく
 2,サブスク一覧を紙に書き出す
 3,ネット銀行・PayPay・電子マネーの存在を書き残す
 4,SNSの「処理してほしいこと」を書いておく
 5,緊急連絡先になってくれる人を1人決める
 6,エンディングノートに「デジタル情報ページ」を作る
 7,「死後事務委任契約」を知っておく

それぞれについて、
詳細を説明していくね!


スマホのロック解除方法を「封筒」に書いておく

もっとも重要で、もっとも簡単にできることです。


スマホの6桁のパスコード(もしくはパターン)を紙に書き、封筒に入れて封をします。

封筒の表に「私が死んだとき・意識を失ったときに開けてください」と書き、信頼できる人(友人・兄弟姉妹・遠縁でも疎遠でない人)に「こういうものを持っている」と伝えておきましょう。

❓なぜ封筒がいいのか❓

封筒には以下のメリットがあります。

 ・普段は誰も見られない。
 ・でも緊急時には確実に使える。
 ・シンプルで失敗がない。

契約しているサブスク一覧を紙に書き出す

自分が今契約しているサブスクリプションサービスを全部書き出します。

書く内容はサービス名と「どのクレジットカードから引き落とされているか」だけでもOKです。

パスワードまで書かなくても、一覧があれば遺族や委任した人が各社のカスタマーサポートに連絡して解約できます。

🔍 確認のポイント 🔍

以下のサブスクをチェックしましょう
 ・動画系(Netflix、Amazon Prime、Disney+など)
 ・音楽系(Spotify、Apple Music)
 ・ニュース・電子書籍
 ・フィットネス・語学アプリ
 ・クラウドストレージ(iCloud、Googleフォトの有料プランなど)
 ・その他定期課金

ネット銀行・PayPay・電子マネーの存在を書き残す

普通の銀行口座であれば、金融機関のデータベースから残高が確認できますが、ネット銀行やPayPayなどのキャッシュレス資産は「本人しか知らない」状態になりがちです。

金額や口座番号は書かなくていいので、「どこに何を持っているか(サービス名)」だけ書き残しておきましょう

🚩注意点🚩

PayPayの相続手続きには死亡診断書などの書類が必要で、1〜2ヶ月かかることも。

早めの準備が必要です。

SNSの「処理してほしいこと」を書いておく

Instagram・LINE・X(旧Twitter)・Facebook・・・独り身の場合、これらのSNSアカウントを誰が、どうするかを決めておく必要があります。

選択肢は主に2つです。

🌀 削除してほしい場合 🌀

各SNSには遺族が削除申請できる手続きがあります。ただし、身分証明書や死亡診断書が必要です。

✒️ 記念として残したい場合 ✒️

Facebookには「追悼アカウント」として残す機能があります。生前に「追悼アカウント管理人」を設定しておくことが可能です。


エンディングノートや紙のメモに「LINEは削除、Instagramはそのままにしてほしい」などと書いておくだけで、残された人への負担が大きく減ります。

緊急連絡先になってくれる人を1人決める

独り身の終活において、これが最大の課題かもしれません。

「誰かに頼む」というのは、必ずしも生涯の親友でなくてもいい。

🗨️例えば・・・💬

・定期的に連絡を取っている友人
・職場のかつての同僚
・地域のコミュニティで知り合った人・・・誰でも構いません。

「私が連絡取れなくなったら様子を見てほしい」

「私の死後、この封筒を渡してほしい人がいる」

という最低限のことを、誰かに伝えておくだけで、孤独死の早期発見にもデジタル遺品の対応にも大きく違います

一人で抱えない。

それが独り身の終活の一番大切なポイントです。

エンディングノートに「デジタル情報ページ」を作る

市販のエンディングノートの中でも、デジタル情報を書ける欄が充実しているものを選んで、まとめて書いておきましょう。

✏️ 書いておくと助かる項目 ✏️

 ・スマホのパスコード(もしくはヒント)
 ・パソコンのログインパスワード
 ・メインのメールアドレス
 ・主要なサービスのID(パスワードはヒントでもOK)
 ・iCloudやGoogleアカウントのメールアドレス
 ・死後にアクセスしてほしい写真の場所(例:Googleフォト)

デジタル対応のエンディングノートで
おすすめがあるので紹介します!

⭕ おすすめ ⭕

デジタル対応のエンディングノートでおすすめなのは

コクヨの「もしもの時に役立つノート」

重要情報ページにスクラッチシールが付いていて、安心してパスワード関連情報を書ける仕様になっています。
独り身の方には特に心強い設計です。

👉 コクヨ エンディングノート

「死後事務委任契約」を知っておく

独り身で「頼める人が本当にいない」という場合、あるいは「家族に迷惑をかけたくない」という場合に検討してほしいのが死後事務委任契約です。

💡 用語解説

死後事務委任契約とは・・・

弁護士・司法書士・行政書士・専門会社などと事前に契約しておき、死後の手続き(葬儀・行政手続き・デジタル遺品整理・サブスク解約など)を代行してもらうサービスです。


死後事務委任契約の費用は依頼する内容によって異なりますが、デジタル遺品の整理に特化したプランなら数万円〜というサービスもあります。


【独り身の終活】やるべきこと7つのまとめ

やることリストに
大体の所要時間と難易度★をつけてみたよ。

まずはエンディングノートを買って、
次にできそうなところからはじめよう!

📌 やるべきこと 7つ 📌

 1,スマホのロック解除方法を「封筒」に書いておく ★☆☆☆☆ 5分
 2,サブスク一覧を紙に書き出す ★★☆☆☆ 30分
 3,ネット銀行・PayPay・電子マネーの存在を書き残す ★★☆☆☆ 15分
 4,SNSの「処理してほしいこと」を書いておく ★★☆☆☆ 10分
 5,緊急連絡先になってくれる人を1人決める ★★★☆☆ タイミング次第
 6,エンディングノートに「デジタル情報ページ」を作る ★☆☆☆☆ 5分
 7,「死後事務委任契約」を知っておく
★★★☆ 1~2時間


独り身だからこそ今動く

独り身の終活は、家族がいる人の終活と少し違います。

「誰かへの負担を減らすために」ではなく、「自分の意思を形にするために」取り組むものだと私は思っています。

デジタル遺品は放置すると、サブスクの料金が垂れ流しになり、SNSアカウントが乗っ取られ、ネット銀行の資産が埋もれます。

「迷惑をかけたくない」と思っている人の死後に起きることは、とても悲しい。


今日できることは、スマホのパスコードを紙に書いて封筒に入れることだけでいいです。

まずそこから始めてみてください。


「家族のあしあと」では、デジタル遺品に関する詳しい記事もたくさん書いています。

よかったら合わせてご覧ください。


→ スマホパスワードの聞き方は?角が立たない聞き方とデジタル遺品の備え


→ 親が亡くなった後のスマホサブスク解約チェックリスト|負の遺産を防ぐ見つけ方


コメント